消費者被害などを引き起こして企業が損害賠償請求されたら、速やかに、かつ適切に対応する必要があります。
できるだけ早い段階で弁護士に依頼して、スピーディに解決しましょう。
今回は企業が損害賠償請求されたときに、弁護士に依頼するメリットを解説します。
このページの目次
1.不当請求を退けられる
企業が損害賠償請求をされたとしても、必ず賠償金を払わねばならないとは限りません。
相手の主張が「不当請求」であるケースも多々あります。
弁護士に相談すれば、相手の主張に法的な理由があるかどうか正しく判断できます。不当請求であれば、はっきりと断り要求を退けることができるメリットがあるといえるでしょう。
2.適正金額を算定できる
損害賠償に応じるとしても「いくらを支払うか」を算定しなければなりません。
しかし法律の知識がなければ、賠償金の正確な算定は難しくなるでしょう。
弁護士に相談すれば、状況に応じて適正な賠償金額を計算できます。払いすぎになるおそれもなく、相手から「不当に減額された」といわれるリスクもなくなるメリットがあるでしょう。
3.社会の信用を維持できる
企業が不祥事を起こして損害賠償請求を受けると、社会内における信用が大きく低下するおそれがあります。
弁護士に対応を依頼すれば、必要な範囲で被害者へスムーズに賠償金を支払うことにより、誠意を示せます。「弁護士のサポートを受けている」という点でも評価が高くなりますし、マスコミ対応なども万全となるでしょう。
社会内における信用を維持しやすい点もメリットとなります。
4.交渉を任せて労力を削減できる
自社で損害賠償請求の交渉を行うと、大変な労力がかかります。
損害賠償へ対応するために普段の業務がおろそかとなって、売上げが落ち込んでしまうおそれも懸念されるでしょう。
弁護士にトラブル対応を全面的に任せれば、会社は普段の経営や営業などの業務に専念できます。生産効率を落とさずに済み、メリットが大きくなるでしょう。
5.有利に解決できる可能性が高くなる
弁護士は交渉のプロです。対応を依頼すれば、相手を説得して有利に解決できる可能性が高くなります。万一話し合いが決裂して訴訟を起こされても対応できるので、あせる必要はありません。
損害賠償請求をされたときには、早めの対応が肝心です。後手にまわると、相手の有利にことが運んでしまうケースが少なくありません。対応が遅いと社会内での評価も落ち込みます。
可能な限り企業側に有利に解決すべく、お困りの際にはお早めに弁護士までご相談ください。